こんにちはv2riderです
皆さんバイク乗ってますか?
バイクに乗っていたら自分で必ずやっておきたい整備項目としてチェーンメンテナンスがありますよね
バイク整備の中でもチェーンメンテナンスは簡単な整備項目になるかと思いますが実はとてもバイクの性能に影響する整備項目です
しっかりとチェーンメンテナンスを行って自分のバイクの性能を引き出してあげましょう
今回は私の所有するYZF-R1をチェーンメンテナンスする機会がありましたのでチェーンメンテナンスの方法とオススメのチェーンルブを紹介したいと思います
なぜチェーンメンテナンスが大事なのか?
まずは何故チェーンメンテナンスが大事なのか?って事を少し語らせて貰いますと
バイクが進む為にはエンジンで発生したエネルギーを駆動力に替えて、その駆動力がチェーンを介してタイヤを回転させる事でバイクを前に進めている訳ですよね
このチェーンでの駆動力損失は意外な程に大きく、チェーンの状態によっては10%以上の馬力損失が発生する場合もあるほどです
少しの性能差が勝敗を決めてしまうレースなどでは毎レース新品交換が前提になるほど後輪出力に影響のある部品です
しかし一般的なライダーが走行のたびにチェーン交換を行うわけにも行きませんよね
そこで大切な事がしっかりとチェーンメンテナンスを行い、チェーンのフィリクションを少しでも減らす事がバイクの性能を引き出す第一歩です
チェーンのフィリクションロスを減らす事で燃費も良くなりますし馬力損失が減り後輪出力が上がります
大金を掛けてエンジンチューンやマフラー交換をするよりもチェーンメンテナンスをしっかりと行う事でリーズナブルに後輪出力を上げる事ができます
一般的にチェーンメンテナンスの推奨頻度としては走行500キロ毎もしくは雨天走行後です
500キロ毎って結構メンテナンス頻度としては頻繁にやらなきゃいけない感じですよね…
しかし、やり方によっては簡単なのでぜひ後述する簡易チェーンメンテナンスのやり方を参考にやってみて下さいね
チェーンメンテナンスに必要な物
チェーンメンテナンスに必要な物として揃える物は最低限三アイテム
チェーンルブ
チェーンクリーナー
ウェス
この三点は必ず必要になると思います
その他にも
チェーンブラシ
リアスタンド
メンテナンススタンドと言う製品で簡易的にホイールを回せるような道具もあります
チェーンブラシとセットで購入するとお得ですね
このような道具があるとチェーンメンテナンスが楽になります
チェーンメンテナンスのやり方と方法
チェーンメンテナンスのやり方ですがメーカーの推奨するチェーンメンテナンスの頻度は500キロ毎もしくは雨天走行後のチェーンメンテナンスを推奨しています
なので最低でも500キロに一回はチェーンメンテナンスを行いチェーンの性能を維持するように心掛けましょう
チェーンメンテナンスのタイミングとしては走行後のメンテナンスがオススメです
走行後は駆動による摩擦でチェーンの温度が高くなっていてチェーン汚れの主な原因の油汚れが落としやすくなっています
簡易的にメンテナンスする程度であれば走行後の温まって油汚れが落としやすくなっているチェーンをウェスで拭き取ってチェーンルブを差すだけでもOKです
この簡易的チェーンメンテナンスであればチェーンクリーナーを使用する必要はありません
忙しいライダーさんや面倒くさがりなライダーさんにはオススメの方法です、簡易的チェーンメンテナンスでもチェーンさえ温まっていれば意外な程汚れは落ちますのでぜひやってみて下さい
長くなりましたがではここから私のYZF-R1のチェーンメンテナンスに挑戦の様子をお伝えします
最初に言っておきますがチェーンメンテナンスは絶対にエンジンを掛けたまま行わないで下さい
汚れを落とす際のチェーンのブラシ掛けをエンジンを掛けてリアホイールを駆動させながら行っている方をネット上で見かけますが万が一スプロケットに指を挟まれたら指は間違いなくもげます
安全第一の作業が大切だと思います、何度も言いますが絶対にリアホイールを駆動させてのチェーンメンテナンスは行わないで下さい危険です
ではチェーンメンテナンスを行っていきます、まずはリアスタンドを使用してリアホイールを浮かせます
その後汚れたチェーンにチェーンクリーナーを吹き付けるのですがチェーンクリーナーを使用する前にチェーンクリーナーがタイヤに掛からないようにウェスやダンボールを使用して養生しておきます
チェーンクリーナーをまんべんなく一周吹き付けた後にチェーンブラシを使用してブラッシングしながらこびりついた油汚れや砂などを落としていきます
ある程度綺麗になったらチェーンクリーナーもしくは水道水を使用して残っている油汚れを洗い流します
私の使用しているワコーズのチェーンクリーナーは水で油汚れごと洗い流せる点が便利なチェーンクリーナーなのでオススメです
汚れを洗い流した後、チェーンルブをチェーンのコマに差していきます
外側と内側のプレートの隙間に1コマずつ丁寧に差していきます
チェーンルブのノズルを少し折り曲げてから使用するとチェーンのコマにルブを差しやすくなるので真似してみて下さい
全てのコマにルブを差したら余計なルブをウェスで拭き取って作業完了なのですがチェーンメンテナンス後すぐに走行するとせっかく差したルブが飛んでしまいます
ルブを密着させる時間を取るためにも走行後のチェーンメンテナンスがオススメです
ちなみにチェーンルブを大量に使ってもあまり意味はありません、現在のチェーンはシールチェーンと呼ばれるチェーンでシールの中にグリスが封入されています
ルブを大量に使ってもシールの中にルブが入る事はありません、チェーンルブを使用する目的はグリスを密閉しているシールの保護にあるのでチェーンルブを大量に使用すればフィリクションロスが減らせる訳では無いですしホイールを汚す原因にもなるのでチェーンメンテナンスの際には適切な量を使用するように気をつけて下さい
オススメのチェーンルブ紹介
オススメのチェーンメンテナンス用品の紹介です
ワコーズチェーンクリーナー
水で洗い流せるチェーンクリーナーです、速乾性が無く少しの量で油汚れを落とす事ができます
使い勝手の良い製品なのでチェーンクリーナーで何を使おうか迷ったら間違いなくオススメの一品です
ワコーズチェーンルブ
先ほどのワコーズチェーンクリーナーと一緒に使用するのがオススメ
チェーンクリーナーで浮かせた油汚れを水で洗い流した場合、水滴がチェーンの錆の原因になるのですがこのワコーズチェーンルブは水置換性があり水と置き換わって錆の原因となる内部の水を追い出してくれます
チェーングリスなどに比べるとサラッとした使い心地でルブにベタつきも無く、砂汚れなどが着きにくい点も素晴らしい製品です
チェーンメンテナンスまとめ
チェーンメンテナンス次第でバイクの後輪出力は大きく変わってしまいます
チェーンメンテナンスは一番簡単でリーズナブルな後輪出力向上チューンです、こまめなチェーンメンテナンスを心掛けてチェーンを健全な状態に保ちバイクの性能をフルに発揮させましょう
チェーンを綺麗にしておく事でチェーン自体の寿命も伸ばす事が出来ます、綺麗なチェーンを使用する事でスプロケットの磨耗も抑えられるのでスプロケット交換やチェーン交換のサイクルが伸びトータル整備費用を抑える事にもつながります
少し面倒ですがバイクにとっては良い事ずくめのお手軽な整備がチェーンメンテナンスです
みなさんも挑戦してみてくださいね
no bike no life