こんにちは管理人のv2riderです
先日ヤマハの3輪バイクであるトリシティ125を借りる機会がありました
3輪バイクのトリシティには前々から興味があったので今回借りて一週間ほど乗ってみました一週間乗ってみて感じた内容を今回バイクインプレレビューしてみようと思います
結果としてはとても面白いバイクに仕上がっていると思います
以下トリシティの説明から、良かった点、悪かった点をまとめて行きたいと思います
ヤマハ トリシティって?
ヤマハのトリシティとはヤマハ発動機が製作した前二輪 後一輪の3輪バイクです
この3輪バイク トリシティは今まであった3輪バイクとは違いLMWと言う機構を採用した自立しない3輪バイクです
自立しないのでスタンドを掛けないと普通のバイク同様に倒れてしまう3輪バイクとなっています
LMWの開発コンセプトは[めざせ、転ばないバイク]略して(めざころ)だそうです
バイクと走る一体感、爽快感を誰にでも安心して楽しんで欲しい!!ヤマハ発動機のその様な気持ちから生まれたテクノロジーがLMW(リーニングマルチホイール)です
LMWとは?
LMWとはヤマハ発動機の開発した三輪テクノロジーでリーニングマルチホイールの略称になります
リーニングマルチホイールを直訳するとリーニング=傾き、傾斜 マルチ=複数の ホイール=車輪 となります
リンク機構により複数の車輪が傾く機構がリーニングマルチホイールです
LMWのリンク部の画像です↓
トリシティをまるで二輪車の様な操作感で操れる秘密がこのLMWと言う機構なのです
この革新的なLMW機構を採用した3輪バイク トリシティはヤマハ発動機が2014年に発売したバイクになります
現在はモデルチェンジされた車両が販売されモデルチェンジ後の後期モデルは155ccの装備を取り入れていたり、エンジンも改良されていてブルーコアエンジンを搭載する事によりパワフルな乗り味と更なる低燃費を得ました
収納スペースの拡大や収納スペース内の電源など使い勝手が向上した後期モデルが今現在でも販売されているバイクとなっています
トリシティの良い所
トリシティを乗ってみて感じた良い所を纏めてみます
LMWの素晴らしい乗り味
ヤマハの三輪テクノロジーのLMWですがとにかく乗り味が素晴らしいです
三輪の安定感、安心感はそのままに二輪の操作性の楽しさを最大限に残した乗り味は誰でも二輪の楽しさを楽しめる車両に仕上がっています
乗る前はLMWと言う機構がこれほどまで面白い物だとは思っていませんでした、百聞は一見に如かずと言います是非興味のある方は試乗だけでもしてみて下さい
思いの外元気なエンジン
トリシティの重量は152Kg ABS付きは156kg エンジン馬力は11psとスペックだけを見るとかなり非力な印象がありますが思いの外元気なエンジンです
信号待ちからのスタートダッシュはそこら辺を走っている普通車より速いと思います
街中を走っていても車の流れに付いて行けないような非力な印象はありませんでした
良く効くブレーキ
トリシティのブレーキは前後共にディスクブレーキで制動力に不満はありません
特にリアブレーキは前後連動ブレーキになっていて左側レバーを引きブレーキを掛けると適度な配分でフロントブレーキも掛けてくれます
フロント2輪の安定感も相まってブレーキ時の安定感、安心感は他のバイクでは体験出来ない感覚を味わう事が出来ます
高燃費
トリシティと私の所有しているリッターSSを比べる事がおかしいのかもしれませんんが125ccエンジンのトリシティは燃費が良いです
燃料タンクは6.6Ⅼしかありませんが実燃費で35㎞/Ⅼほど走りましたのでガソリン満タンで200㎞以上走行する事が出来ます
普段の足として使うには十分だと思います、路面抵抗の多い三輪である事を考えると燃費はかなり良いと感じました
見た目も格好いい
私の乗った車両は屋根付きのトリシティでしたが屋根無しなら意外なほど格好いい姿をしています
フロント周りのボリューム感や流れるようなデザインはリッターSSを彷彿させるようなセクシーなデザインとなっていてライト周りのデザインも凝っていて125ccとは思えない車格を感じました
フロントサイドに配置されたヤマハのトレードマークの音叉マークがとても似合い素敵な車両になっています
トリシティの悪い所
トリシティを乗ってみて感じた悪い所をまとめておきます
フロントフォークの整備費がかかる
前2輪片側2本のフロントフォークで合計4本のフロントフォークを持つトリシティですがフロントフォークのオイル漏れやフォークオイル交換時には単純計算だと普通のバイクの二倍の整備費が掛かる事になります
単純に移動の足として安い交通手段が欲しいと思っているだけだと後々の整備費に泣く事があるかも…
高速道路に乗れない
125ccですから法令上、高速道路には乗れません
155ccモデルなら高速道路を走行出来るので高速道路を利用したいライダーさんは155ccモデルを買いましょう
足元がやや窮屈
現行の新型モデルではやや改善されているかもしれませんが左右の膝前から足元にかけてボリュームがある車体の為、足元にスペースが少なく窮屈さを感じる事がありました
大柄なライダーの方だと膝前の張り出した部分に膝が当たって気になる事があるかも知れません
エンジンがやや煩い
現行のブルーコアエンジンが搭載された新型トリシティでは改善されているかも知れませんが全開加速時にはややエンジン音が煩く感じました
足付きは良くはない
トリシティ125のシート高は780mmです、高くも無く低くも無いシート高ですがシート幅がやや広めで足が真っ直ぐ下に降ろせない為に数値よりは足付きの悪さを感じます
取り回しがやや重い
フロント2輪なので仕方ないのかも知れませんが押し引き時にはややフロント周りや車体が重く感じられます
同クラス排気量の2輪車よりは取り回し時の操作感は重量を感じると思います
トリシティ試乗インプレまとめ
ヤマハ トリシティは2輪の操作感をそのままに3輪バイクの接地感の高さをプラスした安心感の高い乗り味が特徴のバイクです
スクータータイプなので通勤、通学にはもちろんオススメですが、ちょっと近場のツーリングなどもこなせて、乗る楽しさも兼ね備えた3輪バイクです
雨や不整地などの滑りやすい路面への対応力も高くどんなシーンで乗っても安心して楽しめる懐の深さがあります
初心者の最初の1台からベテランライダーの増車まで幅広く選ばれる3輪バイクになっていると思います
興味のある方は是非試乗してみて下さい、LMWの乗り味に驚かれると思いますよ
no bike no life