今回YZF-R1のオイル交換に挑戦しました
私の所有するYZF-R1は09-14モデル通称出目金R1と呼ばれるYZF-R1の後期モデルになります
交換手順の段落にはドレンボルトとオイルフィルターの締め付けトルクも紹介しておきました
素人整備なので抜け等有るかもしれませんが同じ09-14年式のR1にお乗りのライダーさんの参考になれば幸いです
YZF-R1のオイル交換に用意する物
YZF-R1のエンジンオイル交換に用意する物を1つずつ紹介していきます
エンジンオイル
エンジンオイル交換ですからエンジンオイルは当然必要ですよね
今回はヤマハ純正オイルブランドであるヤマルーブオイルの最高グレードオイル RS4GPを購入して使用してみました
Amazonだと4L7000円程度のエンジンオイルです
RS4GPのインプレ記事はまた後日書きますが、このRS4GPかなり良いです値段もそれなりに高いですが値段なりの性能はあるオイルだと感じます
オイルフィルター
YAMAHA ヤマハ ワイズギア/純正部品 オイルフィルター FJR1300A
オイルフィルターは本来であればオイル交換2回に付き1回の交換でいいのかもしれませんが今回エンジンオイルの銘柄が変更になるのでオイルフィルターも交換します
社外品のオイルフィルターも販売されていますが安心感を求めて純正オイルフィルターを使用します
YZF-R1の純正オイルフィルターの部品番号は5GH-13440-60となっています
純正部品はwebikeなどから注文する事が出来ます
ドレンワッシャー
ドレンワッシャーはもちろん毎回新品交換が当たり前の部品なのでオイルフィルターと一緒に純正ドレンワッシャーを注文しました
ドレンワッシャーの部品番号は214-11198-01です
オイルフィルターレンチ
オイルフィルターレンチも必要になりますね
オイルフィルターが噛みこんで外れない事が多いのでボルトでフィルターを押し出せるタイプのオイルフィルターレンチがオススメです
オイルジョッキ
オイルジョッキも用意しましょう
1Lオイルジョッキが100ml単位での量も計りやすく入れやすいのでオススメです
廃オイル箱
排出した古いオイルを廃却する為に使用します
近所のホームセンターなどにも売っていますし自分で段ボール箱を用意してビニール袋とトイレットペーパーやキッチンペーパーを使用して作る事も出来ます
パーツクリーナー
オイルで汚れる各部の洗浄に使用します
オイル排出時にエキゾーストパイプがオイルで汚れやすいので洗浄用に一本は用意しておいたほうがいいと思います
六角レンチ
アンダーカウルの取り外しに使用します
車載工具の六角レンチでも十分カウルの取り外しは出来ると思います
スパナ ラチェット
YZF-R1のドレンボルトのサイズはネジ径M14です
ボルトの二面巾は17mmだったと思います17mmサイズのスパナかラチェットのソケットを用意しましょう
工具はセットで買っておけば簡単な整備は一通りこなせますので取り敢えず入門用に安い工具セットを購入するのも悪くないと思います
トルクレンチ
ドレンボルトの締め付けトルク管理に使用します
漏れると一大事の大事な場所ですのでしっかりとトルク管理をしておいた方が精神安定状好ましいと思います
締めすぎるとオイルパンを割って高額な修理代が掛かる事もあるので出来ればトルクレンチを使用した作業をオススメします
YZF-R1のオイル交換手順
まずは車体を水平にしましょう 私はここ最近のバイク整備はいつもフロントホイールクランプを使用しています
フロントホイールクランプにタイヤをはめ込むだけでバイクが自立するのでリアスタンド掛けも楽です
アンダーカウル取り外し
オイル量が確認し易いように車体をホイールクランプやリアスタンドで水平にしたらカウルの取り外しから始めます
六角レンチを使用して左右のアンダーカウルを取り外しましょう
写真のボルトを緩めてアンダーカウルを車体前側にずらすように外します
暖気運転
アンダーカウルが外れたらエンジンオイルが抜きやすいようにオイルを暖めましょう
あまりにも高温になるほど暖気するとオイルに触ってしまった際に火傷をする危険があるのでほどほどに暖まればOKです
ドレンボルト取り外し
暖気をしてエンジンオイルが暖まったらドレンボルトの取り外しです
下にはちゃんと廃オイルを受ける受け皿か廃オイル箱を用意してからドレンボルトを取り外しましょう
ドレンボルトを取り外したらオイル注入のオイルフィラーキャップを緩めましょう
オイルフィラーキャップを緩める事でオイルが勢い良く排出されます
オイルフィルター取り外し
オイルフィルターも取り外していきます
オイルフィルター取り外し時にもちゃんと下に廃オイル箱などがあるか確認してから取り外しましょう
取り外したオイルフィルターはエキゾーストパイプが邪魔になり真っ直ぐには取り出せません
車体右側に抜き出す様にして取り出しましょう
ドレンボルト取り付け
オイルが抜けたらドレンボルトに新品のドレンワッシャーを組み付けてドレンボルトの取り付けです
取り付け前にオイルパンのドレンボルト取り付け座面などをパーツクリーナーを使用して洗浄しておきましょう
09-14年式のYZFR-1のドレンボルトの締め付けトルクは43Nmです
トルクレンチを使用して確実に規定トルクで締め付けます
トルクレンチが無い方はドレンワッシャーの潰れを感じるように締め付けます
オイルフィルターフィルター取り付け
新品オイルフィルター取り付け前にオイルフィルター取り付け部をパーツクリーナーで洗浄します
新品オイルフィルターのゴムパッキン部分に廃オイルでもいいので指でオイルを塗布してから取り付けます
09-14年式のYZF-R1のオイルフィルターカートリッジ締め付けトルクは17Nmです
マフラー洗浄
オイルフィルターカートリッジの取り外しやドレンボルトの取り外しでオイルを排出する際にエキゾーストパイプがオイルで汚れてしまっていると思います
オイルが付着したままエンジンを掛けてしまうと発火の危険やエキゾーストパイプの焼け色が汚くなってしまう恐れがあるのでエンジンオイル注入前にパーツクリーナーを使ってしっかりと洗浄しておきましょう
オイル注入
ドレンボルトとオイルフィルターを取り付けたらいよいよ新品オイルの注入です
オイルフィラーキャップ取り付け穴から注入します
09-14年式YZF-R1のエンジンオイル量はエンジンオーバーホール時 4.58L オイルフィルターカートリッジ無交換時 3.73L
オイルフィルターカートリッジ交換時3.93Lです
今回はオイルフィルターを交換しているのでとりあえず3.8Lほどオイル入れてから一度エンジンを掛けてオイルをエンジン内に循環させます
その後エンジン停止してエンジンオイルが落ちて来るのを待ちます(15分~20分程度待ちました)
再度オイル点検窓を確認して減っている分を少しずつ足してオイル点検窓の真ん中にオイル量を調整してオイル交換完了です
エンジンオイル注入が完了したらフィラーキャップを締めてから、もう一度エンジンを掛けてドレンボルトやオイルフィルターからオイル漏れが無い事を確認してからアンダーカウルを取り付けて作業完了としました
YZF-R1オイル交換まとめ
YZF-R1のエンジンオイル交換はアンダーカウルも取り外しが簡単でとても整備性が良く楽にエンジンオイル交換が出来ます
リッターバイクなのでオイルの使用量がやや多めですが4L缶でだいたい丁度使い切りですので購入するなら4L缶での購入をオススメします
エンジンオイル交換はバイク整備の中では簡単な部類の整備ですが整備の満足感も高く、効果を実感しやすい整備だと思います
自分でエンジンオイル交換をする事でお店でオイル交換をするよりもかなり安くオイル交換をする事が出来ます
お店でエンジンオイル交換をする場合と自分でオイル交換をする差額で高級オイルを試すことも出来ますので興味のある方は是非挑戦してみて下さい
思った以上に簡単に交換する事が出来ると思いますよ
no bike no life