こんにちはv2riderです。
突然ですが皆さんのバイクのクラッチは油圧式クラッチですか?
ワイヤー式クラッチですか?
私は現在HONDAのホモロゲーションモデルのVTR1000SP1と言うバイクと
YAMAHAの2012年式のYZF-R1の二台を所有しているのですが、それぞれクラッチが油圧式(VTR1000SP)とワイヤー式(YZF-R1)で異なっています。
今回はこの二台を乗り比べて普段感じている、それぞれのクラッチ方式のメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
油圧式クラッチ
油圧式クラッチとはこのようにワイヤー式クラッチとは違い、油圧の力を使ってクラッチの開閉を行っている物になります↓
見た目の特徴ですがディスクブレーキのついている車両のようなマスターシリンダーとフルードを溜めているカップが付いています。
油圧式クラッチのメリット
油圧式クラッチのメリットとしてはワイヤー式クラッチクラッチよりも取り回しの自由度が高く、ワイヤー式では取り回しが難しいような場合でも油圧式であれば理想的なホース配置にすることが出来ます。
そしてメンテナンスフリー性の高さです、ワイヤー式とは違いフルードを油圧で押し出してクラッチ操作を行いますので、ワイヤー式のようにワイヤーが錆で動きにくくなったり、
ワイヤーが切れてクラッチ操作が出来なくなるようなトラブルがありません。
ワイヤー式とは違い、ワイヤーの伸びなどでクラッチ操作時の遊びが変化することが無い事もメリットですね。
油圧式クラッチのデメリット
油圧式クラッチのデメリットですがクラッチ操作時のダイレクト感がワイヤー式に比べるとやや希薄で、慣れないうちは操作に違和感がある方もいるかもしれません。
ワイヤー式に比べるとコストが高く、システムが複雑になっている。
定期的なフルード交換をしなければならない。
ワイヤー式に比べ重量が増える。
大体以上の点が油圧クラッチのデメリットになるかと思います。
ワイヤー式クラッチ
ワイヤー式クラッチとはワイヤーの押し引きによりクラッチの開閉を行っている物になります↓
クラッチレバー部から伸びるワイヤーが分かりますか?クラッチレバーを握りこむ事でこのワイヤーが引かれて
クラッチ盤が離れ動力の伝達を切っています。
ワイヤー式クラッチのメリット
ワイヤー式クラッチのメリットですが、個人差はあると思いますが私は操作時のダイレクト感はワイヤー式クラッチの方が感じる事が出来ました。
そしてワイヤー式クラッチのほうがシステムとして簡素なので軽く、コストも低いです。
ワイヤーの抵抗によりレバーを握り込んだ状態での保持は油圧式クラッチよりも楽に保持出来る点はメリットだと思います。
ワイヤー式クラッチのデメリット
ワイヤー式クラッチのデメリットとしてワイヤーの伸びなどでクラッチの遊びに変化がある。
ワイヤーの錆などで操作に不具合が出る可能性がある。
ワイヤー切れによりクラッチ操作不能になる可能性がある。
デメリットとしてはこんな所でしょうか?
まとめ
まとめとして個人的な感想になりますが、個人的には見た目的にもメンテナンス性をとっても油圧式クラッチの方が好みです。
軽さを求めるスーパースポーツバイクはワイヤー式クラッチの採用が多いとは思いますが、やはりメンテナンスフリー性やクラッチ操作の
遊びに変化が出ない油圧式クラッチの魅力は大いにあると感じています。
ワイヤー式クラッチのバイクを油圧式クラッチに換装するキットも販売されていますので気になる方はカスタムしてみてはいかがでしょうか?( ´Д`)ノ~バイバイ
no bike no life