TOT テイストオブツクバ 旧車草レースの最高峰 世界が注目するレースを観戦して来ました

こんにちはv2riderです。

先日バイクレース観戦の為に茨城県の筑波サーキットまで出かけて来ました。

JSBなどのスーパースポーツタイプのレーシングバイクのレースでは無く所謂、旧車と言われる30年ほど前のバイクが信じられない速度でサーキットを駆け巡るその光景はまさに異様な光景でした、そのバカっ速い旧車達のレースの名前はTOT テイストオブツクバです。




TOT テイストオブツクバって

テイストオブツクバとは主に1980年代のバイクが主な出場車両となり空冷で鉄フレームなど各クラス細かいクラス分けがなされていてレギュレーションでクラス毎の改造範囲も細かく決められている旧車のレースになります、肝心な点はまさにテイスト…当時の面影、味を大切にしたオールドマシンが勢ぞろいの旧車好きにはたまらないレースとなっています。

旧車のお祭り、草レース好きの大運動会として毎年どんどん盛り上がっているようです

近年では世界からも注目される草レースに成長したようで、今年(2018年11月)のハーキュリーズクラスには海外の現役ライダーが参戦するほどの草レースです。

2007年からテイストオブツクバT.O.Tの名前で年2回のレースが開催されています。

現在は5月のSATUKIステージと11月のKAGURADUKIステージが開催されていて毎年盛り上がっている草レース最高峰のレースとなっています。

テイストオブツクバのクラス分け

テイストオブツクバのクラス分けですが出場車両の年代、フレーム、改造範囲など細かいクラス分けがされなんとその種類は12種類ものクラス分けとなっていて各クラスでの勝敗を競います、日本全国から腕自慢のライダーがこのテイストオブツクバへ参戦し旧車とは思えないスピードで筑波サーキットを駆け抜けます。

D.O.B.A.R-1

テイストオブツクバのサブタイトル Days Of Bike and Rosesの頭文字とったテイストオブツクバの象徴クラス

出場車両は1980年までに生産された車両でDOBAR指定車両でのみ参加が可能なクラス

当時の雰囲気を残すために改造範囲にも特徴があり、ブレーキディスクとフロントフォークの直径の制限が特徴のクラスです、エンジンは801cc以下の範囲でボアアップが許されています。

D.O.B.A.R-2

出場車両は1980年までに生産された車両でDOBAR指定車両でのみ参加が可能なクラス

このクラスにも当時の雰囲気を残すために改造範囲にも特徴があり、ブレーキディスクとフロントフォークの直径の制限が特徴のクラスです、エンジンは460cc以下の範囲でボアアップが許されています。

D.O.B.A.R.MONSTER

テイストオブツクバのメインイベントのクラス ドーバーモンスタークラス参戦車両は1982年までに生産された空冷4STマシン 3~6気筒の鉄フレームマシンで二本サス装備の750cc以上のマシンが参戦するクラスです。

旧車好きにはたまらないカワサキZやホンダCBなど伝説のオールドマシンが当時の面影を残しながらカッコよくカスタムされ筑波サーキットを駆け巡ります

D.O.B.A.R.MONSTER Evolution

上記のドーバーモンスタークラスの進化版 参加車両はモンスタークラスと変わらないがモンスタークラスで制限されていたフロントフォーク直径、ブレーキキャリパー規制、キャブレター規制、ホイール規制が撤廃され現代風にカスタムされたモンスタークラスマシンとなっている

タイヤの選択肢が増えラップタイムの向上が望めるクラスとなっています。

D.O.B.A.R.SUPER MONSTER Evolution

ドーバースーパーモンスターエヴォリューションクラスは上記モンスターエヴォリューションクラスよりもさらに改造制限が撤廃されて基本構造、骨格の変更が許されているクラスとなっています、オリジナルフレームによって現代風に蘇ったマシンの素晴らしいルックスはまさに芸術品!!

スーパーモンスターエヴォリューションクラスにもなると当時の面影を感じさせながらも、とてつもない速さで目の前を駆け抜けて行きます。



D.O.B.A.R.ZEROー1

参加車両は1980年代までに生産された鉄フレームの車両で排気量規制があり2STが251cc~350cc以下 4STが401cc~850cc以下となっていて色々なメーカーの車両を見る事が出来るクラスとなっています。

今では中々見られない2STエンジンの白煙とオイルの焼ける匂いを感じる事の出来るクラスとなっています。

D.O.B.A.R.ZEROー2

参加車両は1980年代までの鉄フレーム車両で排気量制限が2ST250cc以下 4STが二気筒以上の241cc~555cc以下となり参加可能車種の制限もあるクラスとなっていてRZ250の参加が多いクラスとなっています。

私の初めてのバイクがRZ250だったので何となく思い入れを感じてしまうクラスですね(^^♪

D.O.B.A.R.ZEROー3

参加車両は1980年代までに生産された車両で排気量規制があり2STが251cc~350cc以下 4STが401cc~850cc以下となっていて色々なメーカーの車両を見る事が出来るクラスとなっています。

ZEROー1クラスと似ているのですが鉄フレーム規制が無くなったことにより参加可能車両が増えています、色々な車種を見る事が出来るクラスとなっていますね。

 

D.O.B.A.R.ZEROー4

参加車両は1980年代までの車両で排気量制限が2ST250cc以下 4STが二気筒以上の241cc~555cc以下となり参加可能車種の制限もあるクラスとなっていてRZ250の参加が多いクラスとなっています。

このクラスはZEROー2と似ていますが鉄フレーム規制が無くなっていますのでNSRやTZRなど2STレーシングレプリカマシンが元気よく走るクラスとなっています。

D.O.B.A.R.FORMULA ZERO

参加車両の年代制限撤廃クラス、鉄フレームの3気筒~6気筒マシンで戦う最新車両参加可能クラス、改造制限も緩いがエンジンの形式変更は認められておらず、ライダーにはMFJ国際ライダーの搭乗は不可となっています。

D.O.B.A.R.HERCULES

テイストオブツクバの最速、最高峰クラスです 読み方はハーキュリーズでギリシャ神話のヘラクレスを意味しているクラスとなります

このクラスの特徴は鉄フレームとTOTらしいカッコいいルックスです、改造制限は一番緩く最速を求めたガチンコマシンの戦いが見られます

ライダー制限もなくMFJ国際ライダーの搭乗も認められているクラスで、世界でも活躍した加賀山就臣さんも参加するクラスとなっています。

ハーキュリーズクラスのマシンのラップタイムはめちゃくちゃ早いです、見ていてその迫力に度肝を抜かれるマシンが勢ぞろいのクラスですので是非一度見てみて下さい。

参考までに筑波サーキットのMFJ全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスのコースレコードは55.142秒 ST600クラスのコースレコードが57.764秒 ハーキュリーズクラスのコースレコードは58.077秒となっています現行のST600クラスの最新マシンにも引けを取らないラップタイムで鉄フレームの当時風ルックスを纏ったモンスターマシンが走るって事を想像しただけでワクワクしませんか?



GREAT HEROS

伝説のワークスレーサーモデルが勢ぞろい 超貴重なマシンRSやTZが走る姿を見る事が出来る貴重な機会です、マシンの保存を考えて二年置きの開催されているクラスとなっているようです、2018年の5月に走行したようなので次は2020年に走行する姿を見る事が出来ると思います。

筑波サーキットの場所

筑波サーキットは首都圏中央連絡自動車道の常総インターからほど近くにあり都心からでも とてもアクセスの良いサーキットとなっています。

テイストオブツクバ観戦記

2018年のテイストオブツクバは11月の10日と11日の2日間の開催だったのですが仕事の都合で10日しか観戦には行けませんでした.

10日の観戦に行った様子を少しテイストオブツクバ観戦記としてまとめてみたいと思います。

初めての筑波サーキット

今回初めて筑波サーキットへ行ったのですが、私の知っているサーキットはツインリンクもてぎや茂原ツインサーキットのような山奥にあるサーキットしか知らなかったので筑波サーキットは意外なほどに街中に付近にあり直ぐ隣に工場などが近くにある事に驚きました。

駐車場のお兄さんに駐車料金を払い車を駐車してチケット販売所にて当日券(3000円)を買い求め、いざ入場です!!

入ってすぐに筑波サーキットの最終コーナーの観戦席がありました、バックストレート全開から最終コーナーに飛び込んでくるマシンをとても良く見る事が出来ました、しばらく見た後、決勝レースが始まる前にブラブラとパドックの方へ行った所、沢山の参加車両や展示車両の格好良さに驚いてしまいました。

テイストオブツクバの展示車両

沢山のレース参加車両や各ブースの持ち込みの展示車両などがありました。

ほんの一部分かと思いますが写真に残した車両達をアップしたいと思います、どのマシンも素晴らしいカスタムが施されてめちゃくちゃ格好いいマシン達でした。

超有名 チームkagayama 刀

kagayama刀の対抗馬 トリックスターH2R

(もし掲載を拒否したいオーナーさんがいましたらブログコメント欄かTwitterのDMでご連絡下さい、削除対応させていただきます)



WITH MEの丸山浩さんにも会えました

私はよくYouTubeのWITH MEチャンネルで最新バイクの試乗動画などを視聴するのですが、WITH MEチャンネルで良く見る有名ライダーの丸山浩さんにも会うことが出来ました、握手をお願いしたのですが快く応じて頂きました。とても嬉しく、良い思い出となりました。

テイストオブツクバ THE NUGGETS SHOU

10日のテイストオブツクバには千葉県船橋市出身のTHE NUGGETSというバンドのショーがイベントで催されていて偶然その場に居たので見ていったのですが始めはお笑いメインのコミックバンドかと思っていたのですが、確かな演奏力のあるバンドメンバー、魅力のあるボーカル、引き込まれるトークについつい夢中になってしまいました。

初めて聞いた曲ばかりでしたがどれも良い曲でした、丸山浩さんもノリノリでライブを楽しんでいました、YouTubeにもTHE NUGGETSのチャンネルがありますので興味があったらぜひ聞いてみて下さい。

大迫力のレース

私の行った10日に見る事のできたレースはDOBAR-2 ZEROー2 ZEROー4 MONSTERグループA グループB

の決勝とハーキュリーズやF-ZEROクラスの特スポ枠と言う前日練習枠でしたが練習枠でもハーキュリーズクラスの速さは特別でコーナーから立ち上がり加速していく際にリアをくねらせてマシンをねじ伏せて走っているような大迫力のライディングには感動しました。

またDOBAR-2 ZEROー2 ZEROー4 MONSTERクラスの決勝レースも第一ヘアピンの観戦席で観戦しましたがどのクラスも当時のマシンとは思えないほど速く、特に大排気量クラスであるMONSTERクラスの決勝レースはとても盛り上がっていました。

草レースの最高峰ともいわれるテイストオブツクバの魅力を堪能して、すっかりテイストオブツクバのファンになってしまいました、来年は絶対に2日とも観戦に行きたいと思います、アクションカメラにて撮影した映像もそのうちYouTubeにアップしたいと思います、YouTubeの方も良かったらチャンネル登録お願いします。( ´Д`)ノ~バイバイ

no bike  no life