バイクの立ちゴケ ジャリ駐 坂道は要注意? バイク駐車の注意点

こんにちは管理人のv2riderです

今回はバイク乗りの心配事である立ちゴケについて気をつけるポイントなど書いてみたいと思います

立ちゴケとは?

そのまま字のごとく立っている状態や極低速状態からの転倒を表すバイク用語です

走行中の転倒とは違いスピードは出ていないので車体に与えるダメージは比較的小さいですが

立ちゴケでもレバーが折れたりペダルが曲がったりマフラーや外装が傷物になったりと精神的にダメージは大きいコケ方になります

そんな恐ろしい立ちゴケはどう防げばいいのでしょうか?

立ちゴケの防ぎ方

立ちゴケの防ぎ方ですが立ちゴケにも二種類の立ちゴケが有るかと思います

ひとつは自分要因の立ちゴケ

もうひとつは外部要因の立ちゴケです

自分要因の立ちゴケは停車の際の握りゴケやバランスの崩れなどに依る操作ミスが原因ですので自身の操作スキルの上達により防ぐ事が出来ます

停車の際のバランス崩れによる転倒などでしたら停車の際にはお尻を大きくズラして足をしっかり接地させる事でバランス崩れを防ぐ、接地させる側の足の方向に少しハンドルを切って停車する事などでバランス崩れによる立ちゴケは防げます

外部要因の立ちゴケとは駐車場所や走行する場所の違いによる立ちゴケになります

外部要因の立ちゴケは自分の危険感度を高める事で防げるケースも多いですから下記の様な場所の走行や駐車には気を付けましょう



立ちゴケしやすい場所

外部要因の立ちゴケに注意しようと書きましたが立ちゴケしやすい場所って物が存在します

自分の経験から思い当たる範囲で簡単に説明して行きます

砂利の駐車場の立ちゴケ

砂利の駐車場は立ちゴケ危険度maxです

教習所でも高度なバランス走行の科目で砂利道の走行を体験するかと思います

砂利道の走行はアスファルトのようなグリップはありませんし砂利が深いとハンドルをとられ即転倒です

特に重量級オンロードバイクやポジションのキツいSSでの砂利道の走行はまさに転倒と隣り合わせの走行になります

地方にツーリングに行くと施設の駐車場が砂利の場所が多くありますが立ちゴケを本当に回避したいなら少し遠くても舗装された駐車場を利用して歩くという選択肢も考慮しましょう

砂利バイク駐車の注意点

どうしても砂利の駐車場を利用する場合、駐車場所まで行って、停車させる際にも注意が必要です

砂利の厚みにもよりますがサイドスタンドの掛かり具合には十分注意して下さい

砂利が深くサイドスタンドが出し切れなくてサイドスタンドを掛けたつもりで降車してサイドスタンド外れにより即立ちゴケと言った転倒パターンもあります

バイクを降りる前にサイドスタンドが出きっているか何度か足で蹴って確認してから降車して下さい

また砂利が薄くサイドスタンドが地中に沈み込み降車後しばらくしてからバイクが倒れると言った転倒パターンもあります

あまりに深い砂利の駐車場へはバイクでは立ち入らないと思いますがとにかく砂利の駐車場には気をつけて下さい、普段の調子で走行や駐車をすると意外と簡単に痛い目に合います

サイドスタンドがめり込んで地中に沈み込んでしまう用な場所に駐車する際はサイドスタンド下に板かサイドスタンドプレートを使用して沈み込みを防ぎます

小さな物なのでツーリングの際に一つポケットに忍ばせておくと役立つ事が有るかも知れません

坂道での立ちゴケの危険

坂道も立ちゴケの危険が潜む危ない場所です

普通に走行する分には問題ないですが坂道でのUターン時は立ちゴケ危険度maxになりますので十分注意して走行して下さい

Uターンは上り下り共に平坦な道でのUターンよりも格段に難易度が跳ね上がります

正直、自信の無い方はやらない方が身の為です

坂道Uターンの場合、降車してバイクを押して歩くUターンはもっとオススメしません

傾斜度次第ですがバイクの重さが倍増して取り回しが難しくなり、駆動によるジャイロ効果も無いので何かあった場合に立て直せない事が多いです

坂道でのUターンは乗っても押しても平坦な場所よりも難易度が高いです、我慢して開けた駐車場などを探してUターンしたほうが立ちゴケの危険を避ける事が出来ます



傾斜のある路面でのサイドスタンド掛け

坂道繋がりですが傾斜のある場所での駐車にも注意点があります

左側が低くなって前後が平坦な場所であればほとんど駐車ゴケの危険は有りませんが坂道や右側が低い場所などは駐車する向きなどに注意しないと駐車ゴケの危険があります

上り方向に傾斜が有る場合はサイドスタンドがしっかり出ているかの確認が重要です

駐車の際にはギアを一速に入れたままにしてバイクが動かないようにしましょう

下り方向に傾斜が有る場合はバイクが動いた場合サイドスタンドが外れやすいので特に注意して下さい

ギアとハンドルロックを併用してバイクが動かないように工夫をしたほうが安心です

最後に右側が低い傾斜です

傾斜角次第では右側が低いとサイドスタンドを掛けても左側への傾きが弱く不意の風などでもバイクを立ちゴケさせてしまう危険があります

サイドスタンドを掛けても左側への傾きが少ないようであればその場所への駐車を控えるか車体を入れる向きを前後逆にして左側下がりの状況を作りましょう

バイク立ちゴケ防止まとめ

バイクの立ちゴケ防止には走る場所や路面状況、駐車する場所など危険要因をしっかり見極める事が重要です

立ちゴケのあるあるですが坂道でのUターンなど普段練習していないことは突然出来るようにはなりません

出来ない事をやろうと無理をしない、立ちゴケしそうだなと思うような場所には近寄らないなど立ちゴケを避ける選択肢はあります

バイクで公道を走るというのは様々な危険で溢れています、立ちゴケ程度であっても危険感度を高めて少し臆病なくらいで丁度良いのではないでしょうか?

最後にもう一点

身体が疲れている状況だと状況判断も身体の反応も遅れて立ちゴケしやすくなります、ツーリングの際にはしっかりと休憩をとって身体を休める時間を設ける事も立ちゴケ防止に有効な手段です、休憩時間も考慮に入れたゆとりのあるツーリングプランをオススメします

では楽しいバイクライフを(^ー^)ノ

no bike  no life