VTR1000SP インプレ レビュー

こんちはv2riderです、今日は私の愛車VTR1000SPを紹介しながら乗ってみて思った事や所有して気がついた事を少し書いてみたいと思います。

VTR1000SPって?

 

VTR1000SPはホンダが2000年製造、販売したオートバイでスーパーバイク選手権に出場する為に開発したホモロゲーションマシンです、公道用モデルの開発段階からホンダのレーシング部門であるHRC(Honda Racing Corporation)が関わった車両としても有名なバイクです。

開発はまずレーシングモデルありきでレーサーそのもに公道保安部品を取り付けると言うような、非常に珍しい開発手法を選択したモデルになります。

この事から如何にホンダがレースに勝つ為だけにこのバイクを作ったかが分かると思います。

当時のスーパーバイク選手権のレギュレーションでは4気筒は750cc2気筒は1000ccまでと言うレギュレーションの中、イタリア製のドゥカティが90°V型2気筒で活躍していました。

そこでホンダもレギュレーションで有利な2気筒1000ccバイクを開発し戦う事を選択したのです、その様な経緯からvtr1000spの扱いとしては先代ホモロゲーションモデルであるRVF750(RC45)の後継機です。

ホンダが本気で作ったレース車輛の強さは凄まじく、デビュー年からスーパーバイク選手権優勝、マン島TT優勝、鈴鹿8耐では脅威の2000年~2004年までの四連覇と言う偉業を成し遂げたホンダのレース史に強烈な爪痕を残した伝説的なバイクになります。

どんな特徴があるの?

車体外観の特徴としては特徴的な2眼ヘッドライトと、市販車には似つかわしくないほど跳ね上がったマフラーが特徴で、エンジンは普通の市販車には見られ無い、HRCの刻印が刻まれHRCの本気が感じられます

エンジンは90°V型2気筒排気量:999cc最高出力:136ps/9500rpm最大トルク:10.7kg-m/8000rpmのスペックでホンダ伝統、お家芸のカムギアトレーンを搭載した非常に贅沢な作りのバイクです。

元々がレースベースの様な車両のため非常に乗りにくいと言われまくる悪名高き変態バイクです(笑)

乗りにくい原因としてよく言われる事はフレームの異常なまでの高剛性さが言われます。

2000年にSP1と言うモデルが出たかと思いきや2003年にはSP2という剛性を落として各部の部品を改良したモデルチェンジが行われるほどです…

街乗りやツーリングペースでは硬すぎるサスペンションなど兎にも角にも乗りにくいジャジャ馬呼ばわりされるバイクですが私はそんな所も含めて大好きです☺



実際乗ってみてどうなの?(素晴らしい点)

実際に約一年半ほど所有して街乗りやツーリングをして感じたインプレッションになります。

私はリターンライダーで、教習車以外ではVTR1000SPが最初に乗った大型バイクですが、意外とネットで言われるほど乗り難いとは思わないって事です。

むしろブレーキ性能やコーナーリング時の安定感など優れている所に感激しました。

確かにサスペンションは硬く、荒れた路面やギャップではマシンが暴れる事もありますが、マシンをバンクさせた時のオンザレール感やライン変更の安心感などコーナーリングマシンの片鱗を感じ取る事が出来ます。

ブレーキはカチッとしたタッチで、しっかりと握れば握るほどスムーズに制動力が立ち上がりスピードコントロールも容易に出来るブレーキとなっていて素晴らしいフィーリングです。

タイヤも現代のハイグリップタイヤを装着する事が出来ますし、なおかつハイグリップタイヤを履いてもフレームが負ける事はまず無いって点も素晴らしいですね。

外観ですが2000年に販売したバイクとは思えないほどカッコ良く、v2エンジンのおかげで前から見たシルエットはかなりスリムで幅が狭いです。

良く確認すると、一つ一つのパーツが丁寧に作りこまれ、お金が掛けられている様に感じます。

そしてエンジンですがレッドゾーンの10000rpmまでスムーズに吹けあがるエンジンフィール、ホンダ伝統のカムギアトレーンのギア鳴りは最高です。

回せば回すほどパワーがフラットに立ち上がるエンジン特性も素晴らしいですね(^-^)

エンジンに贅沢に使用されたマグネシウム合金もホンダの本気を感じさせます

そして中古相場での値崩れがありません、むしろココ数年では値上がり傾向のようでプレミア価格の車両もチラホラ見かけます。

RVF750Rのような、超プレミア価格になる事は期待出来ませんが、いつまでも希少価値のある車両を所有できる満足感は他のバイクには無い魅力だと思います。

実際乗ってみてどうなの?(悪い点)

具体的に悪い点や不満足な所としましては燃費があまりよろしくありません( ;∀;)

街乗りやツーリングで少し元気よく走らせると燃費が大体10㌔~13㌔程度と現行スーパースポーツと比べても少し悪いかと思います。

(私はフルエキ装着の為、インジェクションコントローラーを使用し燃調をいじってありますのでフルノーマルならもう少し燃費いいかと思います)。

そしてよく言われますがフレームが熱い!!

現行のスーパースポーツも対外、熱いと思いますが出来れば夏場は早朝や夜に乗りたいですね(笑)

しかし私のもう一台の愛車であるYZF-R1よりは熱くないです、まだまだ我慢出来るレベルです。

(でもレザーパンツとライディングブーツは必須ですよ…決してジーパンにスニーカーなんかで夏場に乗らないで下さいね)。

まあ余り私は不満も無く、日々乗れていますが個人差がありますので参考程度に考えて下さいね。



まとめ

VTR1000SPそのマシンは、レースレギュレーションが大幅に変わらない限りは二度と出てこないであろうホンダの本気のv2スーパースポーツマシンであり、レース常勝の伝説を築いたホンダのv2史上最高のマシンだと思います。

車両の生い立ちのヒストリーや、他の所有者にも中々出会う事もないプレミアム性など所有する喜びにも満ち溢れたマシンです。

手放す人が少なく、市場に玉数も少ない為、程度の良い車両をこれから探す人は大変かとは思いますが、今時のスーパースポーツには無い魅力が沢山ある素晴らしいマシンですので是非一度所有してみて下さい。

 

no bike no life

明日もいい日でありますように( ´Д`)ノ~バイバイ

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